No Hack, No Life

ハックしない人生なんて

台湾で Prepaid SIM を購入するには

韓国に引き続き 04/20-24 の日程で台湾に行きました.

台湾の事情はネットにたくさん情報が出ていたので, あらかじめ確認して行くことが出来ました.

  • 台湾大哥大 (Taiwan Mobile) だと 1-day, 3-day, 5-day の安いプランでネット使い放題. (他社には同等のプランがなさそう. 探してみたが見つからなかった)
  • 空港で購入すれば簡単 (外国人の対応に慣れていること以外に, 市中の店舗だとパスポートの他に国際免許証が必要)

だそうです.

台北桃園国際空港に到着して台湾大哥大を探しましたが, 第一ターミナルは改修中でごちゃごちゃになってました.

入国したところに出迎えの人たちが並んでいるのですが, 場所がないので 30m くらいの通路の両側が出迎えの人用に簡単な柵で区切られているのみでした. (かなり無茶なレイアウトになっていてびっくり. 写真撮ればよかった)

ロビーというほどのスペースはなく小さなカフェと両替所があるくらいで, あとは警備員がたくさんいて, 一所懸命バスやタクシー乗り場へ誘導していました. 狭いところなので人が立ち止まると困るからでしょう.

あちこち彷徨って色々聞いてみたのですが, 誰も日本語出来ないし, 英語も怪しくて公衆電話に連れて行かれたりしました. 出発フロアのインフォメーションでようやく下の階に電話会社があると教えてもらったのですが, 中華電信しかないし通常の店舗とは様子が違っているので入りませんでした.

30 分くらい歩き回った結果, ロビーの小さなカフェに日本語が出来る人がいて教えてもらうことが出来ました. あそこ, と人ごみを指差してます. なんと最初に見た出迎えの人たちの列の中に紛れて小さいカウンターがあり, そこに電話会社が 3 社並んでいたのです.

SIM 購入希望の人たちと思われる列が, 出迎えの列に同化していて全く気がつきませんでした. 両側に人がたくさんいて通れるところの幅が 2m もなかったので, 人の列を向こう側を見る余裕はありませんでした.

(第一ターミナルは数日後の出国のときにも色々困りました. 改修が終わらないとはっきりしませんが, 私が 10 カ国以上 20 箇所くらい空港を使った中では最悪の構造になりそうです. これはまた別の話し)

そのとき 15 人くらい並んでいたので, 空港での購入は諦めました. 一人 10 分としても 3 時間くらいかかることになりそうなので.

10 年くらい前の失効したものですが, 国際免許証を念のため持って行きました. 多分名前とか住所とか英語で確認出来ればいいはずと思ったからです. ところが, ホテルに到着してお茶に出かけたついでに台湾大哥大に行ったのですが, 肝心の国際免許証をホテルに忘れてしまいました.

英語が少し出来る人がいたので, とりあえず手続きをお願いしました. やはりパスポート以外に免許証を要求されたので日本の運転免許証を出しましたが, “これじゃダメだ” と却下されてしまいました.

システム上, 必要事項を入力しないと処理出来ないはずなのに, なぜ空港ではパスポートだけで購入出来るのか理由は分かりません. 嘘っぱちのデータを入れているのか, 空港専用で特殊な仕様になっているのか.

店舗の彼らに運転免許証なしで処理してくれと言っても無理なことは分かっているので, ダメもとで話してみました. “この番号がライセンス番号だ. これを使ってくれ” と.

すると店員同士で少し話してましたが, 無事 “ok!” と言ってくれました.

色々端末に入力していましたが, 確認されたことは免許の有効期限だけでした. 平成で書いてあるので, 西暦に直してやれば無事登録は完了しました. その後私の端末が iPhone 4 だったので, microSIM を別途用意してくれて, 契約情報を新しい microSIM に移しているようでした. 要した時間は全部で 30 分くらいでした.

あらかじめ免許証をコピーして, 赤で西暦など追記しておけば, 英語や日本語が出来ない店員さんでもスムーズに購入出来るかも知れません.

費用は最小限の prepaid SIM の代金 (345 台湾ドル) と Mobile Broadband 5-Day Plan (350 台湾ドル) で合計 2,000 円ほどでした. (1 台湾ドルは 3 円弱くらい)

実際に使った感じですが, 速いときには結構速いのですが, 時々止まってしまいます. いつどういうタイミングで止まるのか分からないのですが, 一旦 flight mode にするとちゃんと繋がることが多かったです.

他には Apple Store から download が出来ないことが時々ありました. 検索や update 情報はちゃんと出ているのに, 実際に download しようとすると, timeout してしまいます. ホテルの LAN でも同じようなことが起きていたので, 台湾大哥大の問題ではないように思います.

こういう問題はあっても, 外国人が一日当たり 200 円ほどで 3G data の使い放題の契約を手軽に出来ることは素晴らしいことですね. (日本と韓国以外は結構簡単だけど)

tethering もちゃんと使えます.

prepaid SIM が入っている冊子に色々なサービスに関して説明がありました. 英語は 2 ページだけでほとんどは中国語ですが, 漢文の感覚で割と読めます.

チャージは店舗でも出来るはずですが, チャージカードを購入したり, ATM から入金したりも出来るそうです. 他にはセブンイレブンのファミポートみたいな端末からのチャージカード購入や, ネットでクレジットカードでチャージなどもあります.

チャージカードは $300, $600, $1,000 という単位 (US ドルではなく台湾ドル) になっています. 一度チャージするとその日から 180 日が有効期限のようです.

残高の確認は *867# に電話すれば画面に色々情報が出ますが, これらの数字の読み方が全然分かりませんでした. $345 で買っているのに $365 とか表示されてたし, たくさん項目があって何が何だか. はっきり分かったのは有効期限だけでした. (中華電信は通話の度に SMS が飛んで来るそうです)

今回は四泊五日で訪台したので 5-day plan で十分だったのですが, 通常は 535 に電話して data plan の申し込みをするようです. 中国語だけなのか英語もあるのかなど詳しくは不明です. 電話から簡単に申し込み出来れば, 必要なときにパッと使えて便利です. (どこの店舗でもやってくれれば十分かも)

“台灣大哥大行動客服” という iPhone app がありました. “Taiwan Mobile” で検索すると出てきます. 請求情報などが確認出来るようです. この app からクレジットカードでチャージしたり, data plan を申し込んだり出来ると便利そうです. 今度試してみます.

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