No Hack, No Life

ハックしない人生なんて

2012/05/21 金環日蝕

京都の左京区で日蝕を見ました.

曇りという予報でほとんど諦めていたので何も準備してなかったのですが, 朝早く起きてみると, とてもいい天気でした. 本当は東京の部屋から見るつもりだったのですが, 京都にいてよかったです.

比叡山と青空

(この写真は帰りに撮ったもの)

白黒のフィルムで真っ黒になったものだとフィルタ代わりになるらしいので探してみましたが, 残念ながら見つかりませんでした. 実家にはいくらでもあるのに. コンビニには日蝕グラスはなかったし.

空が広いところで見たかったので, 近所の高野川にとりあえず行ってみました.

もっと暗くなると思ってたけど, 案外明るかったです. 面積を考えるとそんなに極端に暗くならないのは当然ですね.

肉眼で凝視するほど馬鹿ではないので, ちらっとしか見ませんでした. 何となく欠けていることが分かる程度です. 昔の人は太陽が輪っか状になっていることを知っていたのでしょうか?

木漏れ日はリングというよりフニャフニャになってました.

木漏れ日1 木漏れ日2

普通の影も二重になっている感じです. (分かりにくいけど手ぶれではない)

手の影が二重に

この後, 帰ろうとしているおばちゃんが日蝕グラスを貸してくれたので, ちゃんとリングになっているのも見ることが出来ました.

色々 iPhone をいじっていると偶然太陽が撮れることが分かりました. レンズ内でうまく反射しているようです. 角度をうまく調節して撮れた奇跡の一枚がこれ. もうちょっと早く気づけばちゃんとリングで撮れたはず.

金環日蝕

(4S のデジタルズームを使った以外, 加工は一切なし)

韓国で契約なしの携帯購入が可能に!

[The Verge: Korea loosens restrictions on mobile phone sales, market now wide open]

これまで韓国では契約なしで携帯電話を買うことは出来ませんでした. さらに契約するためには住民登録番号が必要だったため, 外国人が携帯を買うのは非常に大変だったのです. (留学生が携帯買えないという記事はよく見かけた)

以前から可能だったのは, 中古の携帯を購入と同時にカードゥポンという名称の prepaid として契約する方法で, 昨年からは prepaid SIM の販売も始まりました.

韓国に行く度に Techno Mart や龍山の電気街に入り浸っているので, みんなにいつも笑われていました. “なんでそんなに行くことがあるの?” と.

4 月に訪韓したときにも kt と ST Telecom のそれぞれ数店舗で, 契約なしで携帯買えないか聞いてみたばかりでした.

でもこの間も書いたように

最近頻繁に prepaid などの設定が変わるので, 都度確認した方がいいと思います. 例えば prepaid SIM 自体の購入が可能になったのは去年からのようですし, kt の data の料金も去年よりずいぶん安くなっています.

と状況は頻繁に変わります.

韓国ではすでに SIM lock もなくなっているようです. kt (olleh) では購入後ある程度期間が経ったのちに解除の手続き可能で, SK Telecom では販売時から lock なしになっているそうです.

正確に確認出来ていないのですが, 少なくとも Apple による iPhone の販売状況は上記に一致しています. (iPhone: Locating wireless carriers)

値段は expansys.jp などから個人輸入で買った方が安いものもあると思いますが, 頻繁に訪れる韓国で端末を触って選べるし, 周辺機器もたくさんあるというのはうれしいことです.

“Under the new law, supermarkets, manufacturers, websites, and other stores will be able to sell devices without a contract” だそうなので, 今後価格競争が起きるかも知れません.

Galaxy Note とか iPhone 4S (2 台目!) とか欲しいなあ. Galaxy Tab も興味あるしなあ.

台湾で Prepaid SIM を購入するには

韓国に引き続き 04/20-24 の日程で台湾に行きました.

台湾の事情はネットにたくさん情報が出ていたので, あらかじめ確認して行くことが出来ました.

  • 台湾大哥大 (Taiwan Mobile) だと 1-day, 3-day, 5-day の安いプランでネット使い放題. (他社には同等のプランがなさそう. 探してみたが見つからなかった)
  • 空港で購入すれば簡単 (外国人の対応に慣れていること以外に, 市中の店舗だとパスポートの他に国際免許証が必要)

だそうです.

台北桃園国際空港に到着して台湾大哥大を探しましたが, 第一ターミナルは改修中でごちゃごちゃになってました.

入国したところに出迎えの人たちが並んでいるのですが, 場所がないので 30m くらいの通路の両側が出迎えの人用に簡単な柵で区切られているのみでした. (かなり無茶なレイアウトになっていてびっくり. 写真撮ればよかった)

ロビーというほどのスペースはなく小さなカフェと両替所があるくらいで, あとは警備員がたくさんいて, 一所懸命バスやタクシー乗り場へ誘導していました. 狭いところなので人が立ち止まると困るからでしょう.

あちこち彷徨って色々聞いてみたのですが, 誰も日本語出来ないし, 英語も怪しくて公衆電話に連れて行かれたりしました. 出発フロアのインフォメーションでようやく下の階に電話会社があると教えてもらったのですが, 中華電信しかないし通常の店舗とは様子が違っているので入りませんでした.

30 分くらい歩き回った結果, ロビーの小さなカフェに日本語が出来る人がいて教えてもらうことが出来ました. あそこ, と人ごみを指差してます. なんと最初に見た出迎えの人たちの列の中に紛れて小さいカウンターがあり, そこに電話会社が 3 社並んでいたのです.

SIM 購入希望の人たちと思われる列が, 出迎えの列に同化していて全く気がつきませんでした. 両側に人がたくさんいて通れるところの幅が 2m もなかったので, 人の列を向こう側を見る余裕はありませんでした.

(第一ターミナルは数日後の出国のときにも色々困りました. 改修が終わらないとはっきりしませんが, 私が 10 カ国以上 20 箇所くらい空港を使った中では最悪の構造になりそうです. これはまた別の話し)

そのとき 15 人くらい並んでいたので, 空港での購入は諦めました. 一人 10 分としても 3 時間くらいかかることになりそうなので.

10 年くらい前の失効したものですが, 国際免許証を念のため持って行きました. 多分名前とか住所とか英語で確認出来ればいいはずと思ったからです. ところが, ホテルに到着してお茶に出かけたついでに台湾大哥大に行ったのですが, 肝心の国際免許証をホテルに忘れてしまいました.

英語が少し出来る人がいたので, とりあえず手続きをお願いしました. やはりパスポート以外に免許証を要求されたので日本の運転免許証を出しましたが, “これじゃダメだ” と却下されてしまいました.

システム上, 必要事項を入力しないと処理出来ないはずなのに, なぜ空港ではパスポートだけで購入出来るのか理由は分かりません. 嘘っぱちのデータを入れているのか, 空港専用で特殊な仕様になっているのか.

店舗の彼らに運転免許証なしで処理してくれと言っても無理なことは分かっているので, ダメもとで話してみました. “この番号がライセンス番号だ. これを使ってくれ” と.

すると店員同士で少し話してましたが, 無事 “ok!” と言ってくれました.

色々端末に入力していましたが, 確認されたことは免許の有効期限だけでした. 平成で書いてあるので, 西暦に直してやれば無事登録は完了しました. その後私の端末が iPhone 4 だったので, microSIM を別途用意してくれて, 契約情報を新しい microSIM に移しているようでした. 要した時間は全部で 30 分くらいでした.

あらかじめ免許証をコピーして, 赤で西暦など追記しておけば, 英語や日本語が出来ない店員さんでもスムーズに購入出来るかも知れません.

費用は最小限の prepaid SIM の代金 (345 台湾ドル) と Mobile Broadband 5-Day Plan (350 台湾ドル) で合計 2,000 円ほどでした. (1 台湾ドルは 3 円弱くらい)

実際に使った感じですが, 速いときには結構速いのですが, 時々止まってしまいます. いつどういうタイミングで止まるのか分からないのですが, 一旦 flight mode にするとちゃんと繋がることが多かったです.

他には Apple Store から download が出来ないことが時々ありました. 検索や update 情報はちゃんと出ているのに, 実際に download しようとすると, timeout してしまいます. ホテルの LAN でも同じようなことが起きていたので, 台湾大哥大の問題ではないように思います.

こういう問題はあっても, 外国人が一日当たり 200 円ほどで 3G data の使い放題の契約を手軽に出来ることは素晴らしいことですね. (日本と韓国以外は結構簡単だけど)

tethering もちゃんと使えます.

prepaid SIM が入っている冊子に色々なサービスに関して説明がありました. 英語は 2 ページだけでほとんどは中国語ですが, 漢文の感覚で割と読めます.

チャージは店舗でも出来るはずですが, チャージカードを購入したり, ATM から入金したりも出来るそうです. 他にはセブンイレブンのファミポートみたいな端末からのチャージカード購入や, ネットでクレジットカードでチャージなどもあります.

チャージカードは $300, $600, $1,000 という単位 (US ドルではなく台湾ドル) になっています. 一度チャージするとその日から 180 日が有効期限のようです.

残高の確認は *867# に電話すれば画面に色々情報が出ますが, これらの数字の読み方が全然分かりませんでした. $345 で買っているのに $365 とか表示されてたし, たくさん項目があって何が何だか. はっきり分かったのは有効期限だけでした. (中華電信は通話の度に SMS が飛んで来るそうです)

今回は四泊五日で訪台したので 5-day plan で十分だったのですが, 通常は 535 に電話して data plan の申し込みをするようです. 中国語だけなのか英語もあるのかなど詳しくは不明です. 電話から簡単に申し込み出来れば, 必要なときにパッと使えて便利です. (どこの店舗でもやってくれれば十分かも)

“台灣大哥大行動客服” という iPhone app がありました. “Taiwan Mobile” で検索すると出てきます. 請求情報などが確認出来るようです. この app からクレジットカードでチャージしたり, data plan を申し込んだり出来ると便利そうです. 今度試してみます.

Prepaid SIM の有効化 (韓国 Kt Olleh)

Kt Olleh SIM と Wi-Fi のまとめ」で不明だった

SIM はあるタイミングで再び有効化してもらう必要があります. 店舗では毎日必要と言われましたが, 実際には連続して使えています. 一度出国すると使えなくなるのかも知れません. 03/29 に一度出国して 04/12 に入国したときには使えなくなっていました. 有効化にはパスポートによる本人確認が必要です. (日本で電話機の電源を入れたのがよくなかったのかも. これから一度台湾に行って, 来週韓国経由で帰国するので, その際に確認する予定)

の続きです.

04/20 に韓国を出国して台湾に向かい, 04/24 に韓国経由で帰国しました.

今回は韓国外で電話機の電源を入れないよう注意しました. (ちゃんと SIM 抜いただけ)

結果は仁川空港で無事に携帯が使えました. 何の問題もありません. 韓国外で電源を入れなかったことがよかったのか, 期間の問題か分かりませんが.

電話が一時停止する理由の可能性としては

  1. 韓国外で電源を入れた
  2. 一定期間過ぎた場合 (4 日は ok, 14 日はダメ?)
  3. 月が変わった場合

が考えられます. 細かく検証出来ないので本当のところは分かりませんが, とりあえず電源は入れないようにしておこうと思っています. (以前のカードゥポンのときは履歴とか確認するために電源入れることがあったけど, 今は SIM 抜いておけばいいので楽になった)

これらと別にビザなしの短期滞在の場合は prepaid の契約から 90 日で一旦使えなくなるそうです. (先払い料金プランをご利用の際は、次の事項にご注意ください)

Kt 安山店の顛末

韓国で Prepaid SIM を購入するには」で安山店で SIM が買えなかった話しを書きました.

その後もう一度安山店に行く機会があったので顛末を書きます. 結論から言えば

  1. 安山店は Global Store にも関わらず, 全く外国語も出来ず prepaid SIM にも対応していない.
  2. Global Store としての責任を全く理解せず, 謝罪して他店を紹介するどころか追い払おうとする. (そもそも Global Store の看板があることさえ気がついてない)

と最悪です.

04/16 に prepaid SIM のチャージに行ったのですが, システムが対応してないというよく分からない理由で追い払われそうになりました. 多分直営店だろうし少なくとも正規代理店のはずですが.

私の電話番号から, ちゃんと私の名前が契約者として画面に出るのですが, 契約の詳細が一切出ません. 彼らいわく “ラインポンだけに対応していてカードゥポンには対応していない” そうです.

システムに出ないものは仕方ないので, それ以上出来ないのは仕方ないのです. しかし彼らは前回も含めて一度も “ごめんなさい” の一言を言いませんし, どの店舗に行けばいいのか案内もしません.

電話番号の提示などに使おうと思って, 04/12 に江南店でチャージしたときの領収書を見せたのですが, “チャージしたばかりだからチャージしなくていい” とか, 私の携帯から店に電話して “ほら使えるじゃないか, 何でチャージするんだ?” とか色々言われました. いつチャージするかは私の勝手です. いらんお世話としかいいようがありません.

ちなみに私がチャージするのは有効期間を伸ばすためであって, 残金がなくなったからではありません. (もっと言えば残金なくなってからあわててチャージに行くような間抜けではない! はず. 残金が 20 円くらいにならないと SMS が来ないので残金の確認が面倒. この辺は改善して欲しいことの一つ)

04/12 のチャージで有効期間が単純加算であることを確認出来たので, 多めにチャージしておきたかったのです. 次回いつ韓国に行けるか予定がはっきりしないから.

“Global Store じゃないか. 看板もここにあるじゃないか” という話しをしていると, そのうち店員の一人が端末の前に座れと言い出しました. どこかに電話して私の電話番号とパスポート番号を伝えています. 50,000 ウォンを支払ってしばらくすると, 私の携帯にチャージ完了の SMS が届きました.

システム不備を熱心にカバーしてくれたのかと思えば “今回は友達の店に電話してチャージしてやった” と恩着せがましくえらそうに言ってきました.

全く話しになりません.

こんな店は Global Store の一覧から消されるべきですね.

(会話は全て韓国語です. 私の会話レベルが低いので一部おかしいところがあるかも知れませんが, 少なくともやりとりの辻褄はちゃんと合ってました. 一度も笑顔もお辞儀もなかったので, 連中が無礼極まりない事だけは間違いない)

Olleh WiFi

プラン

私の Wi-Fi プランが “olleh WiFi single” と書いてあったので double とか multi とかあるのかと思って調べてみました.

APN も “olleh WiFi” と “olleh WiFi secure” の違いがあるので, 気になっていました. 前者は MAC address だけで認証されますが, 後者は ID/password が必要と違いがあります.

olleh WiFi multi がありました. 残念ながら韓国語しか案内がありません.

1 ヶ月 15,000 ウォンで使えるのでまあまあの値段です. これだと note PC でも使えると書いてあります.

外国人でも登録出来るかどうかが大きな問題です. 次回訪韓したときに試してみる事にします.

乱立する AP

私がいるところは, 安山市というソウルから南へ 30km くらい離れた町で, 決して都会ではありません.

先ほどの桜の写真にもあった

桜並木

こんな感じのところですが, olleh WiFi が乱立しています. 店が多いところは当然もっと多いです. もちろん olleh 以外にも T wifi zone と LG U+ もあります.

olleh WiFi Wadong

拝啓ソフトバンク様今すぐ無用なWiFiAP設置を止め密集AP間引きをしてください敬具」のような問題が起きないのか心配です.

オープンな場所で同じサービスのそこそこのレベルのAPが三つも見えてるってこと自体が結構おかしなこと

SoftBank や au とは違って, 同時に複数の AP が見えることがないので, ちゃんと対策してあるってことなんでしょうか?

ソウルの春

韓国には 20 回くらい来ていますが, 4 月に来たのは初めてです. 至る所で花がたくさん咲いていてきれいでした.

よく見かける花は, 桜と木蓮とレンギョウとツツジです.

桜並木は住宅地などあちこちにあります. 花の種類はソメイヨシノではないようで, 詳しくないのですがヤマザクラか何かなんでしょう.

日本に住んだ事がある韓国人たちも日本の桜より花が小さいと言っていました.

桜並木 ヤマザクラ? 桜

これだけ桜が咲いているのに花見している人がいないので韓国人に聞いてみると, ピクニックみたいにお弁当作って花を見ることはよくあるみたいですが, 日本人みたいに花はそっちのけで酒を飲みまくるという文化はないそうです.

レンギョウは黄色が鮮やかでした.

レンギョウ

ツツジは私が一番好きな花なのです. 花の形は似てるのですが枝振りが日本のものとは全然違います. サツキっぽい鉢植えも時々見かけましたが, 大半は斜面などに大量に生えています.

ツツジの斜面 ツツジ

多分訳すとツツジでも実際には違う種類の花なんでしょう. ちなみに韓国語では

  • ツツジは진달개(チンダルレ)
  • 木蓮は목련(モンニョン)
  • レンギョウは개나리(ケナリ)

というそうです.

他はナズナとかタンポポなども見かけました.

日本と違って冬は -20 度くらいになるので冬の方が韓国らしい気がして, 冬は何度も来たのですが, 春もいいものですね. (花粉症もないし)

Kt Olleh SIM と Wi-Fi のまとめ

韓国で prepaid SIMWi-Fi プラン を購入しましたが, 事の顛末を色々書いて長くなったので, 要点をまとめておきます.

どちらも kt olleh の場合です. 他社はまた違う部分があるでしょう.

  1. 入国してから 3 日待ちます. 入国当日を含めて 3 日目なのかとか土日は含まないとか諸説あるので, ゆっくり待ってから行くなり, 小まめに行って聞いてみるなり, 適宜対応して下さい. パスポート番号を端末に入れて情報が出なければ, その日は購入出来ないということです. (Wi-Fi はもしかしたら待たなくてもいいかも)
  2. kt Global Store に行きます. 確実に契約出来てとても親切だったので, 私のおすすめは江南店ですが, 他の店もあります.
  3. 契約に必ず必要なものはパスポートです. SIM の場合は SIM unlocked な携帯を持って行かなければなりませんが, Wi-Fi の場合はどの携帯でも可能です.
  4. 支払いは韓国のクレジットカードかキャッシュカード, または現金のみです. 短期滞在の場合には現金しかないはずです.
  5. 登録には韓国国内の住所が必要です. 知人宅やホテルなど何かしら書けば大丈夫なようです.
  6. “prepaid SIM” とか “olleh WiFi” とか英語の単語を言えば理解してくれます. いつ韓国に来たのか, パスポートはあるか, 外国人登録証があるか, SIM lock じゃないよね? など聞かれます. 韓国語が全く分からないと何聞かれているか大変かも知れません. 予めパスポートと携帯を用意しておいて, 入国スタンプのページを提示して入国日を確認してもらい, 携帯を指して “no lock” と言えば通じるとは思います.
  7. 単語レベルですが, 英語はある程度出来る人が多いです. 契約の際に確認する内容を韓国語と英語でまとめた冊子や, 電話での通訳 (日本語) で対応してくれます.
  8. SIM は契約を進める前に SIM カードの料金として 5,500 ウォンを前払いします. 実際の prepaid 料金は契約完了後に支払い出来ます.
  9. プラン金額は一覧表を見ながら決めて下さい. 窓口にも用意してあります.

契約後の注意点は

  • prepaid のチャージは正規代理店でも出来る店と出来ない店があるようです. ご注意を. チャージしてから 5 分くらいすると, 残高と有効期間確認の SMS が飛んできます.
  • チャージするたびに有効期間は単純加算で伸びて行きます. 多めに入れておけば次回訪韓する際に便利でしょう.
  • SIM はあるタイミングで再び有効化してもらう必要があります. 店舗では毎日必要と言われましたが, 実際には連続して使えています. 一度出国すると使えなくなるのかも知れません. 03/29 に一度出国して 04/12 に入国したときには使えなくなっていました. 有効化にはパスポートによる本人確認が必要です. (日本で電話機の電源を入れたのがよくなかったのかも. これから一度台湾に行って, 来週韓国経由で帰国するので, その際に確認する予定)

実際に契約してみて, 改善してくれるといいなあと思うことは

  • 入国して 3 日後から購入, という条件は短期滞在者には厳しい.
  • 空港や街の正規代理店でも購入出来ること. せめてチャージはどこでも出来て欲しい. (SK telecom は正規代理店だとどこでもチャージ出来る)
  • 有効期間内は何度入国してもすぐに使えること. 韓国に着いたという連絡に不便. コールセンターの番号を教えられたけど, そもそも圏外のままで電話として機能してない. (電話で本人確認出来るかどうかもよく分からないし)
  • 通話用のプランに data プランを追加して使えること

(最少限でも結構長くなってしまった…)

韓国で Wi-Fi プランを契約する

prepaid SIM で data 通信すると, あっという間に残高がなくなってしまうので, Wi-Fi の契約を検討しました.

kt も SK Telecom も街のいたるところで Wi-Fi を提供しています. すごいのは地下鉄も一両ごとに設置していることです. LTE で接続しているっぽいです.

地下鉄車内の Wi-Fi 地下鉄車内の Wi-Fi

どちらも net で 1 時間もしくは 1 日の利用権を購入することが出来ます.

出来るはずですが, 私は実際に購入することは出来ませんでした.

olleh の決済用の ActiveX が古いようで, Windows 7 などでは起動しません. XP + IE6 は大丈夫ですが, XP + IE8 はダメです. XP + IE7 で出来たという記事は見かけました.

決済の画面まで出ても安心出来ません. セキュリティのため VISA 3D という仕組みを使っているのですが, カード発行会社によって登録出来るところと出来ないところがあるようです. 私のカードは登録出来ないようなので諦めました.

T は Windows 7 でも起動するのですが, 韓国のカードしか使えないようです.

どちらも 1 日で 3,300 ウォンと割と良心的な値段なのですが残念です.

kt で data 専用の prepaid SIM を購入してみようと思ったのですが, iPad などでないと契約出来ないそうです. (iPhone で契約して tethering したかった)

前の記事にも書いたのですが, ホワイトリスト制なので使う端末を登録してもらう必要があるので, 契約の後で機種を入れ替えることが出来ません. (別途登録してもらえばいいはずだけど…)

すると店員さんが olleh WiFi の契約を勧めてくれました. 元々確認するつもりでいたので, 手間が省けました.

こちらは iPhone の MAC address を登録してもらえば使えるようになります. Mac から使えないのがちょっと残念ですが.

手続きに必要なものは

  • 韓国の住所
  • 外国人登録証もしくはパスポート + ビザ
  • 韓国のクレジットカードもしくはキャッシュカード

なのですが, ビザなしで短期滞在している私にはどれもありません.

住所は知人の会社の名刺をそのまま写して ok なのですが, 他がちょっと大変でした. 幸いなことに担当の人がとても丁寧で, 入国のスタンプなどをうまく使って登録を進めてくれました. あちこち電話して 20 分くらい待たされましたが, 無事契約は完了しました.

1 ヶ月だけ契約を頼んだのですが, なぜかお金は払っていません. 今日から 04/30 までは無料なんだそうです. カードなど決済情報を登録してないので, 05/01 以降何が起きるのかは不明です. prepaid の残高から引かれるのか, 引き落としが出来ないので契約が解除されるのかどちらかでしょう.

大まかな話しは韓国語で聞いて理解出来るのですが, このお金の問題は分かりませんでした.

ちなみに料金は 1 ヶ月 8,800 ウォンと格安です.

SoftBank が提供している「韓国 Wi-Fi し放題」は 1,480 円もします. バカバカしいですね. しかも期間限定だし.

登録してもらった iPhone は olleh の SIM を入れている香港版 iPhone 4 ではなく, SoftBank 版の iPhone 4S です. 登録はどの端末でも構わないようです. 常用している方を Wi-Fi 接続した方が便利ですね. (olleh SIM で data 通信も一応出来るし)

これで地下鉄に乗っているときでもどこでも Kakao Talk で連絡が出来るようになりました. Wi-Fi がないとメッセージが読めないと何度か弟たちに説明したのですが, みんな普段のくせで Kakao で連絡してくるので困っていたのです. 駅まで車で迎えに来てくれたり肝心なときに連絡が取れなかったので.

Mac でも使えるともっと便利なのですが, まあそれは仕方ないでしょう.

実際に使ってみると, 車などで移動を続けていると, olleh WiFi を見つけても IP address が取得出来ず使えないこともありますが, 店などに入っていれば大抵どこでも捕まえるのでとても便利になりました.

時々 Wi-Fi の状態を確認しないと切れてたりしますが, でも常時接続に近い感覚で使うことが出来ています.

半年後くらいにまた韓国に来るつもりですが, そのときにはまた規約が変わってもっと有利な契約が出来るようになっているといいなあ. 通話用の SIM で実質的に data が使い放題になれば一番うれしいです. (data plan を付加出来るとか, パケット代が 1/10 くらいになるとか)

韓国で Prepaid SIM を購入するには

三月, 四月と続けて韓国に来ています. 色々試した結果ようやく韓国で prepaid SIM を 買うこつが分かってきました.

韓国の携帯電話会社 (キャリア) は

の三社があります. このうち SK Telecom は prepaid で data が全く使えないので除外. data 料金を比較すると kt の方が安いので, 私は kt を選択しました.

各社の prepaid の案内ページは

最近頻繁に prepaid などの設定が変わるので, 都度確認した方がいいと思います. 例えば prepaid SIM 自体の購入が可能になったのは去年からのようですし, kt の data の料金も去年よりずいぶん安くなっています. (以前は SIM なしタイプの携帯を中古で買って, prepaid 用にしてもらうしかなかったし)

呼称も統一されていないようで, prepaid, PPS, カドゥポン(card phone) など色々見かけます.

kt で SIM を購入する手順は

  1. 入国して 3 日待つ. (kt の database にパスポート情報が登録されるまで時間がかかるらしい)
  2. kt Global Store に行く.
  3. SIM unlocked の電話機とパスポートを提示して prepaid SIM が欲しいと伝える.
  4. 各種情報を確認. (プランの選択. 韓国の住所. 登録するだけなのでホテルとか誰かの住所で大丈夫)

なのですが, あちこち落とし穴があります.

まず “3 日待つ” という条件ですが, 日本語のページ (先払い料金プランをご利用の際は、次の事項にご注意ください) には書いてありますが, 英語のページ (Please Note of the Following When Using a Prepaid Plan) にはありません.

その他にも英語と日本語で説明が違うところがあるし, 実際の窓口で言われることとも違います. (後述)

3 日目なのか, 3 日経過しないといけないのかもはっきりしないし, 店員は土日は除外して計算すると言っていました. 木曜日に入国したら水曜日からしか登録出来ないと言われたのです. 実際には火曜日には登録が出来ました.

いずれにしても短期滞在の場合に購入するには, この条件はかなり面倒です.

次の Global Store にも問題がありました. 江南店は英語が少し話せる人もいるし, 手続きに必要な言葉を英語でまとめた冊子もあるので, きっちり対応してくれました. すごく丁寧です.

ソウルからちょっと離れた安山市にいるので安山店にも行ってみたのですが, ここは対応がひどすぎました.

  • 英語と中国語に対応と書いてあるのに, 誰一人外国語が話せない.
  • prepaid なんてない, と言い張る.
  • 顧客サービスチャンネル に電話するように頼んでも, 英語じゃないかとかぐずぐず文句を言って電話しない.
  • どこか別の電話番号に問い合わせて, そこも prepaid がないと言い張る.
  • Global Store の看板の写真を見せても, 見たことがないと言う. しかし帰るときに確認するとちゃんとドアの横に掲示していた.

直営店なのにこんな店もあるとはびっくりしました. 実績のある店に行ってみる必要がありそうです. 昨年鍾路店に行ってみたことがありますが, ここも下手な英語ですが丁寧に対応してくれました. 江南店は店員がたくさんいてスムーズに処理が進みました. 弘大入口駅店で購入した人を net で見かけましたので, ここも大丈夫でしょう.

韓国は電話機の登録はホワイトリスト制らしいので, 使用する電話機の IMEI などを登録してもらう必要があります. この手続きに少し時間がかかります.

(日本はブラックリスト制なので盗難など問題がある電話機が登録されるようです)

昨年鍾路店で相談したときには 3 時間から 1 日くらいかかると言われましたが, 今は 10 分とか 20 分くらいで完了するようです.

契約に要した時間は 1 時間弱くらいで, 条件さえ整っていれば案外簡単に終わります.

blog の表記ではっきりしなかったのですが, 料金をチャージすればちゃんと有効期間も単純に加算されて延長されます. 期間が切れてしばらくすると契約が解除されてしまうので, 少し長めにチャージしておいた方が無難でしょう. また購入の苦労はしたくありません.

契約が終わって実際に使う際にもいくつか注意点があります.

  • 時々アクティベーションしてもらわないと電話が使えなくなる.
    • 契約時には毎日サービスセンターに電話しないといけないと言われたが, 実際にはそんな必要はなく連続して使用出来ている.
    • 再入国か何かのタイミングで使えなくなるので, kt に行って本人確認をする必要がある. (入国直後でも可能)
  • kt で prepaid 料金を払う際には現金か韓国のカードのみ. (以前 SKT のカドゥポンを使っているときには日本のカードで支払っていた)
  • 日本より data 料金は安いけど, 調子に乗って使うとあっという間に残高がなくなる.

でもやっぱり現地の電話番号があると, 互いに電話料金も安いし, SMS で便利に連絡が取れるので, 苦労してでも買う意味はあると思っています.